概要
2017/3/9 に「Inspector Gadgets」がリリースされました
「Inspector Gadgets」を導入すると、
Inspector における Transform の表示を拡張したり
使える Attribute が増えたりします
検証環境
- Unity 2017.1.1f1
- Inspector Gadgets 4.2
Transform の表示
「Inspector Gadgets」を導入すると
Inspector における Transform の表示が拡張されます
項目 | 内容 |
---|---|
L | 座標系を変更(L:ローカル、W:ワールド) |
F | 子オブジェクトを固定するかどうか |
G | 選択中のすべてのオブジェクトのギズモを表示 |
= | スケールを均一にするかどうか |
C | 値をコピー |
P | 値を貼り付け |
S | 値をスナップ |
マウスホイールをクリック | 値をリセット |
スクリプトの表示
スクリプトのファイル名の表示欄が非表示になります
(マウスホイールをクリックするとスクリプトをエディタで開きます)
コンテキストメニュー
「Inspector Gadgets」を導入すると
コンテキストメニューに項目が追加されます
独自コンポーネント
項目 | 内容 |
---|---|
Create Editor Script | エディタ拡張用のスクリプト作成 |
Ping Script Asset | Project ビューのスクリプトファイルをハイライト |
コンポーネントの変数
コンポーネントの変数を右クリックすると
FindObjectOfType や GetComponent が実行できます
Attribute
「Inspector Gadgets」を導入すると
使用できる Attribute が追加されます
Toolbar
列挙型の変数の値を変更しやすくします
[Toolbar]
public TextAlignment textAlignment;
Color
GUI の色を変更します
[Color(1, 0.5f, 0.5f)] public string coloredField = "I'm Red";
Euler
クォータニオンをオイラー角で設定できます
[Euler]
public Quaternion quaternionField;
Labelled Collection
配列の要素に名前を付けます
[LabelledCollection( "Up", "Down", "Left", "Right" )] public Vector3[] directions;
Readonly
変数を読み取り専用にします
[Readonly] public string readonlyField = "Can't touch this";
Label
プロパティの値を表示します
[Label]
string PropertyLabel { get; set; }
Button
関数を実行できるボタンを表示します
[Button]
void InspectorButton() {}
設定
Unity メニューの「Edit>Preferences...」を選択して、
「Inspector Gadgets」を選ぶと設定を変更できます
無料版
「Inspector Gadgets」にはいくつかの機能が制限された無料版が存在します