はじめに
この記事は、上記の記事を翻訳させていただいたものになります
この記事で紹介している Visual Studio の軽量化の方法の中には
便利な機能を無効化することで軽量化を図っているものもありますので
ご留意いただけますと幸いです
目次
- はじめに
- 目次
- 検証環境
- Visual Studio の動作を軽量化する方法
- さいごに
- 関連記事
検証環境
- WIndows 10
- Visual Studio 2017 Community
Visual Studio の動作を軽量化する方法
HDD を SSD に換装する
HDD を使用している場合に Visual Studio の動作を軽量化する最も有効な方法は、
HDD を SSD に換装することです
Windows Defender に除外設定を追加する
Windows Defender はパソコンを保護するために
Visual Studio でリビルドを行っている間も問題も監視しており、
そこで処理に時間がかかってしまっています
そのため、Windows Defender に Visual Studio の除外設定を追加することで、
動作の軽量化を見込むことができます
除外設定を追加する方法
スタートメニューから「Windows セキュリティ」を起動して
「ウイルスと脅威の防止」を選択して
「ウイルスと脅威の防止の設定」の「設定の管理」を選択して
「除外」の「除外の追加または削除」を選択します
そして、「除外の追加」から、下記のプロセスやフォルダを追加していきます
プロセス
devenv.exe msbuild.exe dotnet.exe node.exe ServiceHub.Host.Node.x86.exe node.js perfwatson2.exe vbcscompiler.exe
フォルダ
C:\ProgramData\Microsoft\VisualStudio\Packages C:\Program Files\dotnet C:\Program Files\Microsoft SDKs C:\Program Files (x86)\Common Files\Microsoft Shared\MSEnv C:\Program Files (x86)\Microsoft Office C:\Program Files (x86)\Microsoft SDKs C:\Program Files (x86)\Microsoft SDKs\NuGetPackages C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0 C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0 C:\Program Files (x86)\MSBuild C:\Windows\assembly C:\Windows\Microsoft.NET C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\Temporary ASP.NET Files C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\Temporary ASP.NET Files C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Jetbrains C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Microsoft\VisualStudio C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Microsoft\WebsiteCache C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\JetBrains C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Microsoft\VisualStudio C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\npm C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\npm-cache
Windows Search を無効化する
Windows Search は PC 内のファイルにインデックスを付けることで
検索処理を高速化するための機能ですが、
Windows でファイル検索を使用していない場合は
Windows Search を無効化することで、Visual Studio の動作の軽量化が見込めます
Windows Search を無効化する方法は、上記サイト様で紹介されております
Visual Studio のオプション
最後に、Visual Studio の動作の軽量化が見込める
Visual Studio のオプションの設定方法を紹介していきます
Visual Studio のオプションはメニューの「ツール > オプション」から変更できます
環境 > 全般
- 「クライアントのパフォーマンスに基づいて視覚的効果を自動的に調整する」をオフ
- 「リッチクライアントの視覚的効果を有効にする」をオフ
- 「可能ならハードウェアのグラフィックスアクセラレータを使用する」をオン
環境 > 自動バックアップ
- 「自動バックアップの実行間隔」をオフ
環境 > ドキュメント
- 「コードページの文字コードでデータが保存できない場合、Unicode でドキュメントを保存する」をオン
環境 > スタートアップ
- 「スタートアップ時」を「空の環境の表示」に変更
- 「コンテンツをダウンロードする間隔」をオフ
環境 > アカウント
- 「Visual Studio にサインインしたときにデバイス間の設定を同期する」をオフ
プロジェクトおよびソリューション
- 「アクティブな項目をソリューションエクスプローラーで選択された状態にする」をオフ
プロジェクトおよびソリューション > ビルド/実行
- 「実行時に、スタートアッププロジェクトおよび依存関係のみをビルドする」をオン
プロジェクトおよびソリューション > Web Package Management
- すべて False
テキスト エディター
- 「変更履歴を記録する」をオフ
テキスト エディター > 【言語】
- 「仮想空白文字を使用」をオフ
- 「ナビゲーションバー」をオフ
テキスト エディター > 【言語】 > スクロール バー
- 「垂直スクロールバーへのコメントの表示」をオフ
テキスト エディター > 【言語】 > 詳細設定
- 「完全ソリューション解析を有効にする」をオフ
テキスト エディター > 【言語】 > IntelliSense
- 「文字が入力された後に入力候補一覧を表示する」をオフ
- 「スニペットの動作」を「スニペットを含めない」に変更
デバッグ > Just-In-Time
- 「スクリプト」をオフ
その他
他にも下記のような軽量化の方法が存在します
- Office 365 API Tools や TypeScript などの拡張機能を無効にする
- セーフモードで Visual Studio を使用する
さいごに
記事冒頭でも記載させたいただきましたが、
この記事で紹介している Visual Studio の軽量化の方法の中には
便利な機能を無効化することで軽量化を図っているものもありますので
ご留意いただけますと幸いです