概要
2015/4/15 に、コンパイル時間短縮用のアセット
「Mad Compile Time Optimizer」がリリースされました
「Mad Compile Time Optimizer」を使用すると、
Unity プロジェクトのコンパイル時間を短縮できるようになります
検証環境
- Unity 5.6.2f1
- Mad Compile Time Optimizer 1.2.1
はじめに
Unity では下記のフォルダに格納されているスクリプトは事前にコンパイルされます
- Plugins
- Standard Assets
そのため、修正予定が無いスクリプトをこれらのフォルダに格納することで
コンパイル時間を短縮し、ゲーム開発を効率化できます
「Mad Compile Time Optimizer」はその作業を安全に行うことができるアセットです
この記事では「Mad Compile Time Optimizer」と
「"Unity-chan!" Model」を追加した Unity プロジェクトで使い方を紹介していきます
使い方
- 「Tools>Mad Compile Time Oprimizer>Optimize...」を選択します
- 「Optimize」ウィンドウでコンパイル時間を短縮したいフォルダを選択します
- 必要があればスクリプトの移動先のフォルダを「Move Directory」から選択します
- 「Optimize」ボタンを押します
- 「Optimization Done!」ウィンドウが表示されたら完了です
Project ビューを見ると選択したフォルダの中身が
事前コンパイル対象のフォルダに移動していることがわかります
元に戻す方法
事前コンパイル対象のフォルダに移動したスクリプトは
下記の手順で元の場所に戻すことができます
- 「Tools>Mad Compile Time Oprimizer>Revert...」を選択します
- 「Revert」ウィンドウで元に戻したいフォルダを選択します
- 「Revert」ボタンを押します
- 「Revert Done!」ウィンドウが表示されたら OK ボタンを押します
- Unity エディタが再起動したら完了です
Project ビューを見ると選択したフォルダの中身が
元のフォルダに移動していることがわかります
まとめ
「Mad Compile Time Optimizer」はあくまでも指定したフォルダ内のスクリプトを
事前コンパイルの対象となるフォルダに移動するアセットなので
小規模なプロジェクトで開発を行っている場合や、
Unity 開発に慣れている方であれば、使う必要は無いかなと思います
ただ、「Mad Compile Time Optimizer」は
フォルダを選択するだけでスクリプトを移動したり
移動したスクリプトを元の場所に戻すこともできるため、
多くのアセットを導入してプロジェクトが肥大化していたり、
Unity 開発にまだ慣れていなかったりする場合は役に立つかと思います
興味がある方はぜひ購入してみて頂ければと思います