はじめに
この記事は「Unity アセット真夏のアドベントカレンダー 2017」の8/18の記事です
昨日は ゆう さんの「開発効率を上げ、手軽に拡張できるFSM「Arbor2」紹介」でした
明日は 青木とと さんの「TextMeshProで生成したテキストをDOTween(Pro)を使って動かす」です
概要
2017/6/15 に、エディタ拡張用のアセット
「Hierarchy PRO +Presets And Selections」がリリースされました
「Hierarchy PRO +Presets And Selections」を導入すると、
Hierarchy ビューの見た目や操作性を拡張することができます
公式サイト
検証環境
- Unity 5.6.2f1
- Hierarchy PRO +Presets And Selections 1.1
インターフェース
「PRO Hierarchy + Memory Monitoring + Navigator for Selecting」を導入すると、
Hierarchy ビューの見た目は次のようになります
Hierarchy ビューの表示項目は追加できます
表示順を変更することも可能です
左クリックでパラメータを変更できます
操作
ドラッグでパラメータの設定を一括変更できます
タグやレイヤーを簡単に割り当てられます
各オブジェクトにコメントを付与することも可能です
一括でパラメータを変更することも可能です
コンポーネント
コンポーネントの Enabled をその場で変更できます
コンポーネントの削除や
コンポーネントのパラメータのコピペも可能です
最適化ヒント
3Dオブジェクトの場合はトライアングルの数が表示されます
テクスチャの占有メモリも確認できます
アイコン
オブジェクトにアイコンを割り当てることができます
オブジェクト選択
よく選択するオブジェクトを Hierarchy の下部に登録しておくことができます
コンテキストメニュー拡張
IGenericMenu インターフェイスを実装することで
コンテキストメニューに項目を追加することができます
using HierarchyExtensions; using UnityEngine; public class Example : IGenericMenu { public string Name { get { return "メニュー名"; } } public int PositionInMenu { get { return 0; } } public bool IsEnable( GameObject clickedObject ) { return clickedObject.transform.childCount == 0; } public void OnClick( GameObject[] affectedObjectsArray ) { foreach ( var n in affectedObjectsArray ) { n.name = "ピカチュウ"; } } }
環境設定
Unity メニューの「Edit>Preferences...>Hierarchy」から設定を変更できます
まとめ
普段 Inspector で設定しているパラメータを Hierarchy で変更できるようになるため
開発の手間を改善することができます
また、Hierarchy でコンテキストメニューが使えるようになるため
自前のコマンドを作成して開発効率を改善することも可能です
興味がある方はぜひ購入してみて頂ければと思います