2022/6/3 追記
Unity Hub 3 や Unity 2021 以降でプロジェクトテンプレートを自作する方法は
上記の記事にて紹介しています
はじめに
Unity で新規プロジェクトを作成する時に選択できるテンプレートは自作できます
検証環境
- Windows 10
- Unity 2018.3.7f1
- Unity Hub 1.6.0
作成方法
【Unity のインストール先】\Editor\Data\Resources\PackageManager\ProjectTemplates
上記のフォルダにテンプレートが存在しており、
このフォルダにテンプレート用のフォルダを自作することで
オリジナルのテンプレートを追加することができます
例えば 2D 用のテンプレートを管理している「com.unity.template.2d」フォルダを開くと
通常の Unity プロジェクトの様に下記のフォルダが存在することがわかります
- Assets
- Packages
- ProjectSettings
また、「package.json」というファイルを開いてみると
{ "name": "com.unity.template.2d", "displayName": "2D", "description": "", "defaultScene": "Assets/Scenes/SampleScene.unity", "version": "1.0.2", "category": "ProjectTemplate", "dependencies": {} }
テンプレートの情報が書き込まれていることがわかります
項目 | 内容 |
---|---|
name | テンプレートフォルダの名前 |
displayName | 表示名 |
description | 説明 |
defaultScene | プロジェクト新規作成時に選択されているシーン |
version | バージョン |
そのため、
- テンプレート用の Unity プロジェクトを「ProjectTemplates」フォルダに追加する
- テンプレートの情報を記述した「package.json」を追加する
上記の手順を踏むことでテンプレートを自作できます
例えば上記のように「Editor」「Prefabs」などのフォルダを事前に用意した
テンプレート用の Unity プロジェクトを「ProjectTemplates」フォルダに追加して
{ "name": "test", "displayName": "My Template", "description": "", "defaultScene": "", "version": "1.0.0", "category": "ProjectTemplate", "dependencies": {} }
このようにテンプレートの情報を記述した「package.json」を追加することで
Unity で新規プロジェクトを作成する時にテンプレートとして選択できるようになり
新規作成した Unity プロジェクトに、
テンプレートに用意したフォルダが追加されていることがわかります