はじめに
「Unity アセット真夏のアドベントカレンダー 2014 Summer!」の
8/8 分を担当させていただく baba_s です。よろしくお願いします!
昨日は椿さまによる「ゲームパットを複数挿してプレイしよう」でした
本日は「Editor Console Pro」というアセットを紹介させていただきます
Asset Store
はじめに
Editor Console Pro は Unity エディタの標準の Console ウィンドウよりも
高機能な Console ウィンドウが使えるようになるアセットです
標準の Console ウィンドウでは
「Info」「Warning」「Error」の 3 種類でしかフィルタリングされませんが
Console Pro を使うと自分でフィルタリングの設定を増やすことができます
他にも下記のような機能が備わっています
- 色分け
- ログを出力したファイル名の表示
- ログを出力したクラスと関数名の表示
- ログを出力した時間の表示
- 右クリックでログやスタックトレースのコピー
- ログをテキストファイルにエクスポート
ログの詳細情報を Unity エディタ上で手軽に確認できるようになるので
エラーや警告の原因の特定までの時間を短縮できます
Console Pro のウィンドウの開き方
Unity エディタのメニューの「Window>Console Pro」を選択するか「Ctrl + \」キーを押します
Console ウィンドウと Console Pro ウィンドウの比較
Console ウィンドウ
Console Pro ウィンドウ
Console Pro ウィンドウでは警告ログは黄色、エラーログは赤色で表示されたり
ログを出力したファイルやクラス関数の名前が見やすく表示されたり
ログを出力したソースの該当箇所が表示されたりします
標準の Console ウィンドウだとエラーも例外も赤色で表示されますが
Console Pro ウィンドウだと例外は紫色で表示されるのも個人的にはありがたいです
各ボタンの説明
Collapse
重複したログを重ねて表示します(Console ウィンドウと同じです)
Clear
ゲーム実行時にコンソールのログを全削除します(Console ウィンドウと同じです)
Error
エラー発生時に自動でゲームを一時停止します(Console ウィンドウと同じです)
Color
ログを色分けします
File
ログを出力したファイルの名前を表示します
Class
ログを出力したクラスと関数の名前を表示します
Time
ログを出力した時間を表示します
Stack
選択中のログのスタックトレースを表示します
Src
選択中のログを出力したソースの該当箇所を表示します
Prefs
ConsolePro Prefs ウィンドウを開きます
ConsolePro Prefs ウィンドウ
Console Pro の設定画面です
New Filter
新しいフィルターを追加します
新しいフィルターを追加すると特定のログのみ抽出して
Console Pro ウィンドウに表示できるようになります
項目 | 内容 |
---|---|
"Custom" | ここにフィルターの名前を設定 |
Enabled | フィルターを有効にするかどうか |
Show in toolbar | ツールバーに表示するかどうか |
Log type | 検索対象のログの種類 |
Search in | 検索対象の文字列 |
Search string | 検索する文字列 |
Color | 色分け時に使用する色 |
Max log size
ログの保存数
Ignore compiler warnings
コンパイル時に警告の出力を無視するかどうか
Autoscroll to new logs
新しいログが出力された時に Console Pro の表示を自動でスクロールするかどうか
Hide filter toolbar buttons when 0 matches
1 つも条件を満たすログがないフィルタのボタンを表示するかどうか
Reset settings to default
設定を初期化するボタン
まとめ
Console Pro は現在 $25(約2,500円) しますが
買ってしまえばどんな Unity のプロジェクトでも有効に活用できるので
よく Debug.Log を使用する方にはとてもオススメです
明日は hecomi さまによる 「Shader Forge で遊んでみよう」です!