【Unity】選択したオブジェクトの履歴を保持できる「Inspector Navigator」紹介（無料）

概要

2014/12/11 に、エディタ拡張用のアセット
「Inspector Navigator」がリリースされました

「Inspector Navigator」を導入すると、
選択したオブジェクトの履歴を保持できるようになります

検証環境

• Unity 5.6.2f1
• Inspector Navigator 1.23

使用準備

Unity メニューの「Window>Inspector Navigator>Open Inspector Navigator Window」を選択すると
「Insp.Navigator」ウィンドウが追加されます

この「Insp.Navigator」ウィンドウに、選択したオブジェクトの履歴が保持されていきます
もしも正常に動作しない場合は一度 Unity を再起動すると直ります

使い方

オブジェクトを選択すると、「Insp.Navigator」に履歴が追加されます

矢印ボタンを選択すると、オブジェクトの選択を切り替えられます
Crtl + ← や Ctrl + → でも選択の切り替えが可能です

不要な履歴はドラッグして「Remove」ボタンにドロップすることで削除できます

鍵アイコンをクリックすると履歴を固定できます

コンテキストメニュー

「Insp.Navigator」のタブを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます

項目	内容
Lock	履歴を固定
Clear current scene breadcrumbs	現在のシーンの履歴を破棄
Clear all project scene breadcrumbs	すべての履歴を破棄
Check for new user notifications	新着通知の確認
Help and Options ...	設定変更ウィンドウを表示

設定変更ウィンドウ

コンテキストメニューの「Help and Options ...」を選択すると
設定変更ウィンドウを表示できます

項目	内容
Edit Navigator Key Bindings	ショートカットキーを編集
Max. enqueued objects	履歴の最大保持件数
Max. label width	履歴のラベルの最大横幅（0なら無限）
Bar alignment	履歴の表示位置の原点
Insert new objects	古い履歴を選択中にオブジェクトを選択した場合 オン：次の履歴の前に挿入 オフ：次の履歴を上書き
Remove unnamed objs	？
Duplicated Objects	？
Scene camera behaviour	？
Check for updates	最新バージョンを確認
Other notifications	その他のお知らせの確認
Save InspectorBreadcrumbs as a scene object	履歴をシーンのオブジェクトとして保存する バージョン管理システムを使用しており、 自分だけアセットを導入している場合はオフ推奨
Show breadcrumbs obj	履歴データを保持するオブジェクトを Hierarchy ビューに表示
Mark scene as changed	履歴が変更されたらシーンを変更状態に更新

Object filters (inspectors to track)

「Inspector Navigator」はデフォルトでは

• Hierarchy ビューのゲームオブジェクト
• Project ビューのアセット（画像やサウンドなど）

これらの履歴のみ保持しますが、「Object filters」の一覧で
他のリソースの履歴も保持できるように設定できます
また、履歴名の色も設定可能です

項目	内容
Track scene GameObjects	ゲームオブジェクト
Track project Assets	アセット（画像やサウンドなど）
Track Scripts & TextAssets	スクリプトと TextAsset
Track project Folders	フォルダ
Track project Scenes	シーンファイル
Track project Settings	Project Setting の項目 （Input や Audio など）
Track Asset Store Inspector	？

まとめ

シーン内のオブジェクトを探す手間を省いて開発効率を改善できるアセットです
現在は無料で入手できるので、興味がある方は使用してみて頂ければと思います

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