はじめに
僕は2009年に専門学校に入学して、2013年にゲーム会社に就職しました
そして、2017年の現在まで、主に Unity エンジニアとしてゲームを開発しています
今回はその中で、読んで良かったと思った C# の本を7冊紹介しようと思います
僕がはじめて C# を触った2009年から8年経っているため
もしかしたら今の時代だと参考にならないものもあるかもしれないですが、
現在、Unity エンジニアを目指している方や、
Unity エンジニアとして C# の技術を向上させようと考えている方の参考になれば幸いです
C#の絵本
専門学生1年目の頃に購入した本
当時、「XNA」という C# を使用するゲーム開発ツールに興味があり、
C# でゲームを作るためにこの本を買いました
この本では C# の基本が図解で紹介されており、
文字も少なかったためとても読みやすかったです
また、本自体がとても薄くて持ち運びやすかったので
通学中の電車の中で読むのにピッタリでした
ただ、この本には C# の基礎の基礎しか書かれていないので、
あくまで C# の勉強に行き詰った時に頭を整理するためのモノだと思っています
僕は、後述する「標準C#入門」「独習C#」と併用してこの本を使用していました
標準C#入門
専門学生1年目に「C#の絵本」と一緒に購入した本
この本では主に C# の基本的な内容がわかりやすく書かれています
そのため、C# のゲーム開発を勉強している時はよく机に置いておいて
わからないことがあったらリファレンスとして使用していました
この本もサイズが小さくて持ち運びやすかったので
通学中の電車の中でよく読んでいました
C# の基本的な文法を覚える取っ掛かりとして、
この本と「C#の絵本」はとても参考になりました
独習C#
専門学生1年目に「C#の絵本」「標準C#入門」と一緒に購入した本
この本はとにかく分厚くて C# の細かいところまで網羅されています
そのため、「C#の絵本」と「標準C#入門」を読んで
C# の基本的な内容がなんとなくわかってきた後に
より深く C# を理解するために読んでいました
また、読んでいるだけだとピンと来ない時は
とにかくこの本に書かれているプログラムを写経して
実際にプログラムを動かして勉強していました
ボリュームが多いので読むのに時間がかかりましたが、この本のおかげで
C# の基本(クラス、継承、カプセル化、多態性など)を理解できました
究極のC#プログラミング
専門学生3年目に購入した本
この本では C# 3.0 の特徴的な機能が紹介されています
(ラムダ式、匿名メソッド、拡張メソッド、LINQ など)
前述した「標準C#入門」「独習C#」を読むことで、
C# にどういう仕組みが用意されているのか知ることができますが、
この本を読むことで、それらの機能を実際にどう使えば良いのか知ることができます
なので、C# を使いこなせているかどうか自信が無い方は
ぜひこの本を読んでみて頂ければと思います
ちなみにこの本の内容は下記のページで連載されています
http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/extremecs/index/
Effective C# 4.0
専門学生3年目に「究極のC#プログラミング」と一緒に購入した本
この本では C# でより良いコードを書くための TIPS が 紹介されています
(プロパティ、readonly、is、as、Conditional、名前付き引数 など)
この本と「究極のC#プログラミング」を読んだおかげで
C# で効率的にプログラムできるようになったなと思います
難しい内容も記載されているので
自分が興味があるページから読み進めていくのがオススメです
C#プログラムの効率的な書き方
社会人1年目に購入した本
この本では C# の LINQ という機能が詳細に説明されています
ゲーム会社でゲームを作る時は、
大量のデータ(武器やアイテム、モンスターなど)を扱う必要が出てくるので
こういったデータをどういう風に扱うのが良いのか悩んでいましたが
この本で LINQ の詳細な内容を知ることができたおかげで
そういった状況でもキレイでわかりやすいプログラムを書けるようになりました
社会人になってからこの本にはとてもお世話になったので
C# を使っていて LINQ に興味がある方はぜひ読んでみて頂ければと思います
C#ショートコードプログラミング
社会人1年目に「C#プログラムの効率的な書き方」と一緒に購入した本
この本では、C# でコードを短く記述するためのノウハウが紹介されています
C# でこんなプログラムを書いている場合は
こういう書き方をした方がコードが短くなりますよ、
ということがビフォーアフターで載っていてわかりやすいです
基本的にはすでに知っている内容や、
ネットで調べればわかることも多かったですが、
本自体が薄くてボリュームも少なかったので
気軽にサクッと読めて良かったです