コガネブログ

平日更新を目標に Unity や C#、Visual Studio、ReSharper などのゲーム開発アレコレを書いていきます

【GTMF2015】「Cocos最新情報と日本展開」メモ

http://jp.cocos.com

Cocos2d-x, Cocos2d-JSの情報

Cocos2d-x

  • 最新版:Cocos2d-x v3.6
  • 開発版:Cocos2d-x v3.7RC0
  • ゲームエンジン
  • オープンソース
  • 利用可能な開発言語
    • C++, Lua, JavaScript
  • クロスプラットフォーム開発
    • モバイル…iOS, Android, Windows Phone 8, Tizen
    • デスクトップ…Windows, Mac OS X, Linux
    • ブラウザ…Chrome, Safari, IE, Firefox
  • 軽量・快速

Cocos2d-xにおけるオープンソースのメリット

  • すべての機能を無料で利用できる
    • 全てに対して制限なし
    • レベニューシェアなし
    • ロゴ表示の強制なし
  • カスタマイズ可能
    • 自分にあったエンジンに修正することができる
  • Cocos2d-xの開発に参加できる
    • Github(プルリクエスト方式)
    • 多くの開発者により常に監視されている

Cocos2d-x

  • v2.x
    • Cocos2d-x(Native)
      • C++, Lua, JavaScript
    • Cocos2d-html5(Web)
      • JavaScript
  • v3.x
    • Cocos2d-x(Native)
      • C++, Lua
    • Cocos2d-JS(Native, Web)
      • JavaScript
  • v3.7
    • Cocos2d-x(Native, Web)
      • C++, Lua, JavaScript

Android Studio対応(v3.7)

  • プロジェクトを作成すると、Android Studioに対応した「proj.android-studio」が用意される
  • Android Studio v1.2までは、エディットのみ可能
  • C++のデバッグは、Android Studio v1.3以降が必要
  • プレビュー版はサポートしない

Cocos2d-xの3Dのロードマップ

  • v3.0
    • 3D Objects
    • 3D Action
  • v3.3
    • 3D Animation
    • 3D Lights
    • Camera
    • Bill Board
    • 3D Collision
  • v3.5
    • 3D Particles
    • Frustum Culling
    • Render Wueue
  • v3.6
    • Skybox
    • Terrain
  • v3.7
    • Navigation Mesh
    • 3D Path finding
    • 3D Physics

「Cocos2d-xを利用した開発は難しい…」という声が多い

  • これから始めようとしているプログラミング初心者
    • C++の敷居は高い
      • Cocos2d-JS
  • ちょっと触ってみたエンジニア
    • ゲームプログラミングを学びたいのに、そこまで辿り着くのが大変
      • Cocos
  • そこそこ触ってみたエンジニア
    • 3rd SDKの導入が大変
      • ANYSDK
  • Cocos2d-xを利用したプロジェクトのPM
    • Cocos2d-xを扱えるエンジニアが少ない
      • Cocos2d-JS

これから始めようとしているプログラミング初心者

  • 問題
    • Cocos2d-xのエンジニア不足
      • 開発環境の構築が面倒
      • C++に馴染めない
  • 解決
    • 日本におけるJavaScript開発者
      • C++開発者の4~5倍
      • 初心者でも易しい言語
    • Cocos2d-JSを利用した事例は増えている
      • Cocos2d-JSをメインとした勉強会・ハンズオンも増えている

Cocos2d-xを難しいと感じる理由

  • 一般的な開発ツールを利用したゲーム開発
    1. インストール
    2. ゲーム開発
    3. 環境構築
    4. リリース
  • Cocos2d-xを利用したゲーム開発
    1. インストール
    2. 環境構築
    3. ゲーム開発
    4. リリース

Cocos

  • Cocos Store
    • ツール・フレームワークのダウンロード
  • Cocos Studio
    • アニメーションエディタ
    • UIエディタ
  • 公式サイト

ANYSDK for China

  • 例えば52のマーケットに対応しようとすると、各マーケットに対応したユーザ情報・ペイメント・広告などのSDKの対応が必要となる
  • AnySDKを利用することで、簡単に対応させることが可能となる
  • 最新版2.0.2(2015/6/26リリース)
  • Cocos2d-x, Unity, Androidアプリに対応
  • 中国語・英語のドキュメントが用意されている
  • 実績多数

ANYSDK for japan

  • 日本においても、Androidマーケットが複数あり、ユーザ獲得のため需要が高まっている
    • Google Play
    • Amazon Androidアプリストア
    • 楽天アプリ市場
  • 日本向サービスが複数あり、3rd SDKの導入を容易にする
  • アプリ開発者様視点
    • iOSとAndroidのクロスプラットフォーム開発が一般的である中、フレームワークから各OSに対するSDKへのつなぎ込みはコストが大きい
  • 3rd SDK提供会社様視点
    • 各フレームワークに対応したSDKも提供されているが、フレームワークのバージョンアップに随時対応する必要があるため、3rd SDK提供会社様にとってもコストが大きい

SDK組込み方法

  • 従来のSDK組込み
    1. 登録
    2. SDKダウンロード
    3. SDK組込み
    4. セッティング
    5. コーディング
    6. リリース
  • AnySDKによりSDK組込み
    1. 登録
    2. コーディング
    3. リリース

複数マーケット対応

  • 従来
    1. Google Playビルド
    2. Google Playリリース
    3. プロジェクトをコピー
    4. Amazonストアビルド
    5. Amazonストアリリース
    6. マーケット分プロジェクトが作成される
      • アップデート時、管理が大変
  • AnySDK
    1. ビルド
    2. 出力
    3. リリース
    4. 元のプロジェクトのみ管理すれば良い

ANYSDK for Japan

  • 海外展開が容易
    • 海外から日本へ
      • 複数言語対応であるため、日本への進出が容易
    • 日本から海外へ
      • 海外対応AnySDKが準備されているため、SDKに対するローカライズが容易
  • ゲームだけでなく一般アプリでも利用可能に
    • iOSアプリのネイティブ開発言語であるObjective-C, Swiftにも対応
  • 7/24(金)リリース予定
  • 対応マーケット
    • App Store
    • Google Play
    • Amazon Android アプリ ストア
    • 楽天アプリ市場(8月中順)
  • 対応SDK
    • 広告
    • ペイメント
    • 解析(順次対応)
    • PUSH(順次対応)
    • 共有(順次対応)